子育て

家庭にひそむ、危ない言葉!?

じゅくちょー

出口保行さんという犯罪心理学者がいます。

法務省の管轄する少年鑑別所などを通して

累計1万人の犯罪者や非行少年の

心理分析をしてきた方です。

貧困や虐待、育児放棄などのわかりやすい問題だけが

犯罪や非行につながるのではないと

書籍に書かれていました。

よかれて思って投げかけた悪意のない「一言」が

子どもたちの心に呪いとなって重くのしかかっている

事例が解答用紙あったそうです。

今日は、そんなお話です。

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うまくいく子育ての法則などはあるのか!?

子育てには、

「こうすれば必ずうまくいく」

というような成功法則はありません。

しかしながら、

「十中八九、これをやってしまうと問題が起きる」

という逆の法則はある程度わかっているようです。

それは、大人側の予想に反したものとなっており、

「うっ」と胸の痛いデータとなっています。

実際のところ、

「親や周囲が良かれと思って投げかけた

些細な言葉が呪いとなって重くのしかかっている」

ということが多いとのことのようなのです。

子育てをしていくうえで起こるであろう

ほんのちょっとした不注意や不用意な言葉が

子どもたちの未来を左右してしまうことも

あるという現実。

気をつけなければなりません。

少しのボタンのかけ違いが!

事件の報道などでよく見られる光景として、

「あんなに仲の良かったご家庭で。。。」

「元気に明るく挨拶もしてくれてた、あの子が。。。」

というもの。

一見すれば、何の問題もないような家庭。

ほとんどの場合、

子どもたちは一人で勝手に非行に走るわけではありません。

何かしらの、良かれと思って伝えたことや

強制した行動が起因となって

問題行動となって現れるようになるというのです。

出口保行氏は、

数々の更生施設で社会不適合行動によって

入所した少年たちと面談していく過程で

アメリカの心理学者サイモンズの

「子供に影響を与える養育者の四つの態度」

が、子どもたちの話の中で見て取れたと語っています。

では、その四つの態度とはどのようなものなのでしょうか?

子供に影響を与える養育者の四つの態度!?

サイモンズ氏は、

1)支配

…子どもに過度な命令、強制をする養育態度。

子どもは従順に育つが、自発的行動が減少し、

人の特に親の顔色を伺うようになる。

2)服従

親が子どもに過度に配慮をし、

子どもの言いなりになるような養育態度。

子どもは他者に従わず、乱暴で落ち着きがなく

思慮に欠けた性格が見られるようになる。

3)保護

子どもを必要以上に保護しようとする養育態度。

子どもは危険に対して慎重である一方で、

保護を離れるところで好奇心を見せるようになる。

性格に的には穏やかだが、身を守る術を持たない。

4)拒否

子どもを無視したり、拒否するような冷淡な養育態度。

子どもは神経質で傷つきやすく、不安感が大きくなる。

周囲の気を引くために反社会的な態度を取ることもある。

という、養育態度を4種類に大分しています。

ほとんどの場合は、複合的な養育態度となるようで、

1)+3) = 過保護型

2)+3) = 甘やかし型

1)+4) = 高圧型

2)+4) = 無関心型

と、分類をしていきます。

子供の自主性に任せているという言葉で、

「無関心型」の養育態度を取ってしまい

親子の信頼関係が築けないまま自由奔放に育った結果、

道徳心が育たず分別がわからないまま

大きくなってしまっている事例も多いとのことでした。

子どもたちを育てていくということは、

本当に難しく大変なことということですよね。

ちゃん♪ちゃん♬

たろー

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