令和4年度の第二回基礎学力テスト、
理科のイオン(化学電池)の問題で
連立方程式を使って解く
強化横断型の問題が出題されました。
数学として単体で出題されれば
おそらく簡単に解いてしまう問題です。
しかし、理科で出題されたことで
頭が切り替わらず解けなくなってしまう
生徒が続出したのです。
今日は、そんなお話です。
令和4年度はトリッキーだった!?
令和4年度の第一回基礎学力テストは
非常に難易度が高く、市内の中学の平均点も
例年から20点ほど低くなっていました。
しかし、第2回第3回と簡単になっていき
平均点は例年並みから少しだけ上という
拍子抜けした年でした。
ですが、単体の問題の難易度は目を見張るものがあり
冒頭に述べた教科横断型の問題を出すなど
チャレンジングなこともしていました。
このような問題では、
教科に思考が縛られてしまうことで
他の教科の知識を活用するということが
すっぽりと抜け落ちてしまうことがあるのです。
全国の公立高校ではトレンド化!?
こういった教科横断型の知識を問う問題は、
神奈川の特色選抜問題で非常によく見られる
問題傾向となっています。
神奈川だけではなく、島根の問題や
石川の問題、新潟の問題などでも
出題されるようになってきています。
県内の過去問だけではなく、
他県の過去問に豊富に触れることで
今まで考えたことのない視点や
新たな解き方、教科を横断する
柔軟な思考が養われるはずです。
もちろん、膨大な過去問に触れるためには
中学の学習囲を全て、終えていることが
条件となってきます。
先取りが目的化しないように!?
先取りのメリットはたくさんあります。
しかし、
ただ早く進むためだけの先取りには
デメリットもたくさんあります。
大事なことは、「プロセス」です。
答えに至るまでの解法や手順の理解、
このプロセスを軽視してしまうような
先取りはやってはダメですね。
令和の時代の新しい価値観は、
プロセスをいかに省いて結果を出すか
というものとなってしまっています。
その時代に逆行することが
現代の受験勉強の一種の大変さです。
次回の価値観も受け入れつつ、
必要なものは必要なものとして
受け入れていく度量が求められるのかも
しれませんね。
とにかく、大変な世の中となったものです。
ちゃん♪ちゃん♫
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校
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