模試の成績の分布は通常
ベルカーブと呼ばれる
平均値を中心とした左右対称な山型の分布
の形になる傾向があります。
正規分布とも呼ばれますね。
身長、体重などの分布グラフにも見られ、
自然界の現象から人間の行動まで、
あらゆる現象に当てはまる
標準的な確率分布です。
しかし、最近の模試のデータは
歪な形になる傾向が強くなってきました。
今日は、そんなお話です。
フタコブラクダ!?
成績上位層の数と
成績下位層の数が
中間層を大きく超える状態。
正にフタコブラクダです。
この形状の興味深いところは、
ベルカーブとなっているときの平均点と
点数は変わらないということなのです。
小学生の算数でも学ぶことになった
中央値と最頻値というものを見なければ
単純に平均点だけでは
そのテストを評価できないことになります。
『つばさ』で情報を集めている
基礎学力テストの平均点に関しても
実際のところは正確な状況分析は
できなくなってきています。
困難になる状況分析!?
他県の自治体が実施する一斉模試のデータは、
基本的には公明正大に詳細が公表されます。
残念ながら徳島の基礎学テストのデータは
その詳細は公表されることはありません。
特に学校別のデータが欲しいわけではないのです。
県内全域のデータでいいのです。
学区撤廃のタイミングで
公表されることを期待してしまいますね。
他県では、問題ごとの正答率も
事細かに公表される模試もあります。
神奈川県の場合は、
誤答の選択率も出されます。
神奈川の場合は入試自体がマーク式です。
よって、このようなデータ分析が
比較的簡単に行うことができるのでしょう。
しかし、平均点ぐらいは
徳島県も基礎学で公表してもらいたいものです。
広がるフタコブラクダ化!?
全国的な傾向として、
フタコブラクダかは英語で顕著なようです。
来年から、教科書の小改訂が入ります。
その小学生の英語の教科書などを
拝見させていただく機会がありましたが、
まぁ難しいこと難しいこと!
副教材などは、中3でも読むのが困難ではないかと
感じてしまうほどの圧力でした。
文法的なものや英単語の暗記を
小学生の期間では行わないため
「音読」
を中心とした指導になるからこそ
英文の内容としては詩的で
抽象的なものも多い印象でした。
しかしながら、
中学校ではそれらのことは
「既習扱い」
となり、習っている体で
中学校の教科書は作成されています。
今後の英語のフタコブラクダ化は
さらに拍車がかかりそうですね。。。
ちゃん♪ちゃん♫
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校
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