じゅくちょーの雑談

主体性を阻むもの!?

じゅくちょー

友人の子どもたちも大きくなり

ふっとFacebookの過去の投稿が

流れてくるときに、

赤ちゃんたちが初めて立ったときの

動画などを久しぶりに目にしました。

「そうだよなぁ、生まれてきた赤ちゃんは

立ちたいっていう思いと好奇心っていう

主体性のかたまりだったよなぁ。」

感慨深くなりました。

今日は、そんなお話です。

大学入学共通テストまで、あと91日!!

徳島県公立高校入試まで、あと118日!!

R6年度 第二回基礎学力テストまで、あと25日!!

基礎学平均点情報ページは、コチラ

好奇心旺盛からの!?

赤ちゃんは、不思議な生き物です。

スイッチがあれば押したくなり、

口に入るなら入れたくなり、

手が届きそうなら手を伸ばして

立ちあがろうとします。

好奇心旺盛で主体的なんですよね。

やりたいことを自分の意思で

自由に選択し行動しているのです。

しかし、もっと不思議なのは

その主体性と好奇心の塊だったその子が

小学生の高学年近くになるにつれて

その性質が一変してしまうことです。

あれ?今までのあの主体性はどこいった、と。

いつの間にやら、いくら言っても止めなかった

あれやこれやの行動がピタッと止まり、

自分から何をしたいかもわからない、

したいことがないと言うほど変わってしまうのです。

過保護過干渉の結果が!?

生まれ持った主体性が一変してしまうこと。

この原因は、幼少期から積み上げられた

周囲の大人たちの小さな小さなお節介が

引き起こすものだと考えられています。

自分で何かをしてみたい、という子どもたち。

その姿を見て、自分がやった方が速いと

できるようになっていく過程を奪い取ってしまい、

子どものためという言葉を盾に取った

大人の都合の押し付けが山のように降り注ぎます。

朝、寝坊をして遅刻して困るのは本人です。

しかし、その遅刻が原因で

自分が面倒に巻き込まれることを拒否するために

毎朝勤勉にも子どもたちを起こしに行くわけです。

子どもたちの生まれ持った主体性は、

このような「善意」というお面を被った

過保護・過干渉を積み重ねていくうちに

削がれていくことになるのです。

「感謝」の反対は「当たり前」!?

過保護・過干渉にどっぷり浸かってしまった

子どもたちの思考習慣や行動原理は、

「次は何?」

「やるもん出しといてよ。」

「やって欲しいなら、お膳立てしてよ。」

という思考が当たり前となり、

そのような態度で周囲の人に

関わるようになっていきます。

その結果、

・リスク回避
・コスパ・タイパ思考
・指示命令のみの遂行

という主体性の欠如したものとなります。

この思考習慣を持ったまま年月が過ぎると、

いよいよ過保護・過干渉がうざく感じるようになり

ついにはイチャモンをつけるように。

もっといいサービスをしてくれよと言わんばかりの

あなたまかせの他力本願の塊となるのです。

生まれてきたときの姿とは真逆の姿ですね。

そして、自分が上手くいかないのは

周りのせい、環境のせい、親のせいと

輩根性が当たり前になっていくのです。

特に勉強がわからなければ

「先生の教え方が悪い」

「教材が悪い」

「やりかたがわからない」

と文句を言い、自分がやろうとしていないことを

周囲への批判へと言い換えているのです。

赤ちゃんがもともと持っている主体性。

教育は、それを失わないようにすることが

まず第一に肝心なことです。

主体性を一度失えば、

なかなか取り戻せなくなるからです。

「自己決定」の繰り返し。

しかしそのためには、

周囲の理解と粘り強い忍耐力が

必要不可欠となるでしょうね。

ちゃん♪ちゃん♫

たろー

いろんな質問にもここでお答えするよ!下のLINEからご質問どーぞ!

LINE公式

じゅくちょーの共著としての書籍第二弾、

『11人の敏腕塾長がこっそり教える 地方名門国公立大学 合格バイブル親子で読むと勉強にすぐ結果が出る!〜』

が発刊されました!

徳島という地方の受験生たちが、情報弱者として受験に対して後手に回らないためのお役立ち本間違いなし!

ぜひ、お近くの書店やAmazonにてご購入し、お手にとってお読みいただければ幸いです!(2022.8.20時点:勉強法のカテゴリーで現在17位!)

そして、第一弾となるKADOKAWAから出版された、

『自学力の育て方』も絶賛発売中です!