心の有り様

感情の先の行動をコントロールする

杏ちゃん先生

こんにちは!杏ちゃんです!

2020年に子供たちの自殺人数が

初めて400人を超え、過去最多となってしまいました。

自殺は、自分で自分を殺めるということで、

自ら痛みや苦しみを味わうという選択をしたということです。

自殺人数を調査した文部科学省は、

『極めて憂慮すべき結果で、コロナ禍による環境変化が

大きな影響を与えていることがうかがえる』という

見解を示しています。

自殺の原因の半分は不明だということですが、

判明した中でも最も多かったのは

家庭の不和でした。

コロナ禍で外出制限がかかり、

家で居なければならない状態が続くことで

ストレスや不安がかかったのだと予想されます。

怒り、悲しみ、不安、いらだち

これらの感情をコントロールしきれなければ

最悪の選択をすることになります。

では、どのようにコントロールしていくのか。

その方法の一つとして、負の感情、特に怒りを抑える方法

「アンガーマネジメント」というものがあります。

アンガーマネジメントとは、

怒りの感情と上手に付き合うための

心理教育または心理トレーニングのこと。

これは、決して怒らないようにするのではなく、

怒るときは上手に怒り、

怒る必要が無いない場合は怒らないようにトレーニングをする。

つまり、怒りと上手く付き合っていく方法を学ぶものです。

この方法を授業で取り入れている学校もあるようです。

人は無意識に抑え込んだ感情が爆発した時には、

本人も予測できないほどの感情が溢れ出してしまい、

取り返しのつかないことが起きてしまうことがあります。

感情というものは、自然と溢れ出してしまうもの。

それをコントロールするというのは

イメージできない人も多いかもしれません。

感情自体を抑え込んだり、消したりするのではなく、

感情が生じたその後の行動をどのようにコントロールしていくのか。

心が不安定な時は、

解決策があるということを忘れないでもらえると嬉しいです。

人は、気付かないうちに追い込まれてしまうことがあります。

定期的に、自分の感情を整理してみるのもいいかもしれませんね。

杏ちゃん先生

今日はここまで!杏ちゃんでした!

たろー

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