あなたは、歯ミガキをするときに緊張しますか?
恐らくしませんよね?
では、1万人を前に歯ミガキをするのではどうでしょうか?
なぜ緊張するんだろう?
一万人を前に歯ミガキ。
さすがに、緊張するかもしれませんね?
いつもしている歯ミガキなのに
なぜそうなってしまうのでしょうか?
おそらく、「初めてのことをするとき」
人は緊張するものなのです。
いつも反復して「慣れている」状態、
無意識でできる状態であっても、
いつもと違う状況になっただけで
緊張感は想像以上に高まってしまいます。
緊張しないようにするためには?
では、受験本番を想定してみましょう。
本番では人は誰しも、
大なり小なり緊張してしまうものです。
本番は1度きりのもの。
「慣れる」ことはできません。
ですから、土台無理な心理状態である
「緊張しないこと」を求めるのは間違いなのです。
大切なことは、
「緊張しても実力を発揮できる状態」
を作り出すこと。
常に本番のように臨み、
「緊張すること」も見越して
具体的に「そのとき何をするのか」を明確にしておくのです。
緊張していても実力が発揮できる仕組みづくり?
こう考えてみると、
緊張していても実力が発揮できるように
常日頃から備えておくことが肝心だと分かります。
ケアレスミスが多いことが課題の場合、
備えなしで本番に臨めば、
いつも以上にミスが増えることは予想に難しくないでしょう。
ミスの原因が、時間のプレッシャーであるならば
短い時間で解きあげる訓練をしなければ、
その生徒のミスは防げません。
ミスの原因が、雑さであるならば
本番を想定した計算用紙の面積で
見やすく丁寧に書く練習が必要です。
「初めてのこと」や
「慣れていないこと」が要因となって
緊張をするのであれば、
ミスを防ぐことに慣れておくことで
本番の緊張も少しは軽減されることでしょう。
気持ちに頼ると、気持ちに左右される?
決して、心構えや気持ちなどの抽象的なことではなく
『具体的な手順』を備える必要があります。
「ミスしちゃダメだ!」「落ち着いて解く!」
と言った、精神的なプレッシャーを自分はもちろん
相手にも与えると逆効果です。
緊張はするものだと想定し、
緊張していたとしても
「これだけならできる」
「ここまではできる」
「これをやる」
と言う基準を自分の中で作っていく必要があります。
これらの常に本番を想定したポジティブリストを、
日頃の演習時に作っていく学習法が
『本番に強い子』を育む決め手になるのです!
緊張を感じたら、
「ああ、今自分は緊張しているなぁ。
想定通りだなぁ。
だから、想定した通りのことをしよう。」
緊張のボーダーの基準値を上げていく?
そして、毎回の入試本番までのテストの中で
緊張感を持って試験に臨み、
「緊張しいても、ここまではできた!」
「緊張していても、これならできた!」
という、本番への経験値を蓄えていく必要があります。
この自分の中の想定のラインを、
テストの中で徐々に上げていくことが、
緊張していても実力が発揮できるか否かの
ボーダーとなるのでしょう。
理想だけを高く設定すると、
その落差に人は恐れおののきます。
自分軸を持って、正しい自分の実力を認識し、
最低限のボーダーラインをアップデートできるように、
自分をコントロールする力を養っていきましょう!
ちゃん♪ちゃん♫
学校