月曜日のあんちゃんの日は、
モンテッソーリ教育についてです!!
「モンテッソーリ教育」とは、
環境を提示することで子どもたちが自立していくように促す教育法です。
今回も、佐々木信一郎さん著書
モンテッソーリ教育」を参考にしていきます!!
前回のブログで、
子どもたちの「学ぶ環境の作り方」
についてご紹介をしました。
学ぶ環境づくりにおいて、
子どもたちがつい行動してしまうような
行動しようとした時にしやすいような
場づくり(物的環境)の工夫が必要です。
今回は、「子どもが学び、育つスパイラル」について
実際にあった具体例を元にお話させていただきます!!
あるご家庭でのお話。。。
お母さんがふと見ると、
お子さんが台所にある急須で
お茶を入れていたそうです。
(主体的に選択し、関わる)
その様子を見たお母さんは、
急いで子どもの元に駆けつけました。
無事、熱湯を被らず一安心でした。
この動作に興味があると思ったお母さんは、
ポットの中に水を入れて
急須に注ぐ練習ができるような環境を用意しました。
実際にお客さんが来た時には、
子どもにやってもらうようにしたそうです。
子どもは、2週間ほどこの作業を続けました。
自分が興味・関心を持ち
学びたいと思っていることに
子どもは繰り返し関わり集中します。
この状況を、モンテッソーリ教育では
集中現象と呼んでいます。
こうして集中することで、
子どもたちは集中力も身につけていきます。
このような子どもたちの行動の流れを、
著書を参考に、図で表してみました!!
集中して取り組んだことに対して、
子どもたちは達成感を味わい
満足して機嫌が良くなるそうです。
(達成感・満足感)
私たち大人とも一緒ですね。笑
しかし、大人からすると
急須でお茶を入れる行為を
繰り返ししたいだなんて思わないですよね。
ここが、大人と子どもの考えの差になります。
ここに気付けず、
「危ないからだめ!!」と
取り上げてしまうとどうなるでしょうか。
子どもは、興味を持った行動について
学びたいのにも関わらず、
取り上げられてしまったらストレスに感じてしまいます。
ただ単に、お茶を入れるという行動ですが
コップにどれぐらい入れることができるのかと
量を見るようになれば、
数という概念を学ぶきっかけにもなります。
(ある能力が身につく)
今まではポットの水を急須に入れていましたが、
だんだんとお湯を急須に入れることに
躊躇しなくなります。
このように、学んだことに自信がつくと
また新たなことにチャレンジしていくのです。
(意欲・自信 次への挑戦)
このサイクルを見ていると、
集中現象に差はあれど、
物事に興味を持ち、行動してみる
それが成功すれば嬉しいし、次への行動につながる
これって、大人になっても
そうではないでしょうか??
学校へ行き、社会に出ても
自然としてしまうこの行動を
小さい頃から実践しようとしているんですね。
なんでも「だめ!!」と取り上げるのではなく、
危険であれば、どのように環境を作ってあげれば
「子どもが安全に、興味のある行動ができるのか」
この視点で考えてみることがポイントですね!!
大人として、子どもたちの学びの機会を
奪わないようにしていきたいものです。
来週の月曜日も
モンテッソーリ教育について
詳しくご紹介していきます!!
ぜひ、お楽しみに!!