『2021年度 第二回基礎学「国語」の問題分析』
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今日は、国語の分析を行います。
昨日の英語の分析と同様、
全体の雑感とさせていただき、
重要ポイントに絞っての解説をいたしますね!
漢字などの語句知識系がやたら難しい!?
今回の国語の基礎学では、漢字で点数を落としている生徒が
かなりの数いたはずです。
しかも、「読み」でです。
正答率が低かったのは、以下の問題。
「法令を遵守する。」
おそらく、「そんしゅ」と書いてしまった生徒が多かったのでしょう。
その他にも、「栄」という漢字の行書を答える問題ですが、
一種類は提示され、もう一種類の書き方を示すひねった問題でした。
とにかく、一筋縄ではいかない問題のオンパレード!
品詞の判断問題でも、なかなかひねったものを問われました。
形容詞を答えよという問題です。
「雷の大きな音がここまで聞こえて、とても怖かった。」
この中から形容詞をそのまま抜き出すのですが、
予想通り、「大きな」と答える生徒は多かった印象です。
英語では、これは形容詞になりますが、国語では連体詞ですね。
長文の中にも、ひねりが加えられている!?
長文内にも、文法問題が含まれていました。
生徒たちが苦手な「文節の数」の問題です。
単語の数でなかったことは少しマシだったかもしれません。
漢字の知識系の問題として、「重箱読み」も問われました。
実力テストで頻繁に出されていた系の問題です。
小説も論説は、さほど難しい内容ではなく
解答も選びやすく書き抜きやすい問題が多かった印象です。
ですが、問題の中には途中までは正解で、
一部分だけが誤りであるひっかけ選択肢が用意されており、
見事に引っかかった生徒もいたと予想されます。
漢文で結構落とした生徒も!?
久しぶりの漢文でした。
やはり古文が多い印象の基礎学ですが、
ここにきて漢文を出題してきました。
漢文に関しては、対策をほぼしていない生徒もいると予想します。
基本的な内容の問題でしたが、
それでも「起句」「承句」を覚えていない生徒もいたかもしれませんね。
「五言絶句」も必須中の必須の知識ですが、
漢文だからということで対策不足が露呈した生徒もいるでしょう。
作文はトレンドとなっている、SDGsの内容です。
今までずっとSDGsに警鐘を鳴らしてきましたが、
やっとのことさで徳島にも出題されるようになりました(笑)
若干乗り遅れた感は否めませんが、
対策しておく必要がある内容であることは間違いありません。
結論として国語の評価は?
一言で言えば、「簡単」だったということは言えるでしょう。
ですが、点数はあまり取れていないはずです。
それは対策不足が露呈しただけであり、
内容としては難しいものではありませんでした。
他教科が新学力問題を並べてきた一方で、
国語の問題はさほど変更はありませんでした。
むしろ、知識寄りになったイメージもあるほどです。
漢字の知識はもちろん、文法の知識も固めておかなければ
国語で90点を超えることは難しいでしょう。
時間をかけて対策する側面が増えたことで、
他教科の学習時間を圧迫することも考えられます。
お気をつけを!
ちゃん♪ちゃん♫
学校