今回は、日本で実施されている
イエナプラン教育の事例を探してみました!!
実は、2022年に広島県福山市で
公立初となる「イエナプラン教育校」が
開校することになっています!!
もう少し、イエナプラン教育を振り返ると
以下の特徴が挙げられます。
・異学年との学習
・教師の位置付け
・教科に縛られない学習方法
日本の学校のように、年齢別で学年が分かれているのではなく
2歳ほど歳の離れた異学年で集まって学習を行なう点
また、教員も教える立場ではなく
あくまでも子どもたちと対等な立場で
より学びやすいように働きかけていく存在である点
科目で時間割が分かれているのではなく、
「対話」「遊び」「仕事(学習)」「催し」の
4つの基本活動を循環することで
探求し、研究体験の過程を仲間と共に協働して
総合的に学んでいく点
このように、現在の日本の学校環境と
イエナプラン教育は大きく違っています。
しかし、今回開校に至ったのは
福山市教育長がオランダ視察に同行し、
イエナプラン教育を知った時、
同市が目指す学びとぴったり一致していると
感じたからだといいます。
さらに、地元企業の常石グループが
新しい学校づくりへの協力を申し出たことも重なり、
同市の施設を活用しての開校に繋がりました。
何年も続けてきた
教育体制を大きく変えることは
簡単なことではありません。
しかし、この事例では
地域と行政が連携して
実際の運用に向かって進んでいます。
また、20年度と21年度を移行期間としており、
すでに同校の低学年(1~3年生)はすべての教育活動を、
高学年(4~6年生)は
一部の教育活動を異年齢集団で行っています。
実際に移行期間を経て、福山市立常石小学校校長は、
『今も上の学年の子がみんなの意見が出やすいように
リードするなど人間関係の中では年齢差を感じるが、
いざ活動に入るとそれぞれが得意なことをやって協力し合っており、
学年は関係なくなってきた』と語っています。
今まで当たり前だった学生生活を
変えていくのですから、
時間はかかるでしょう。
さらに、従来の一斉授業とは異なり、
生徒が楽しみながら社会で使える力を身に付けていけるよう、
生徒の「今の学び」を見ながら
臨機応変に対応していくスタイルだからこそ
教員も試行錯誤の毎日だそうです。
教員も生徒も“考える”
今の教育体制を批判するつもりはないですが、
年齢も立場も関係なく純粋に課題に向き合って考える
イエナプラン教育の環境は、
本当に貴重な経験ができると感じます。
それが、小さい頃から当たり前になり、
社会に出た際にも自分軸を持った上で
相手を尊重し、考えることのできる大人になる。
そんな未来を想像すると、
すごくわくわくします。笑
来年の開校後に、視察や研修に
ぜひ行きたいです!!!
日本において、イエナプラン校の数は
まだまだ少ないですが、
これからこの教育の考え方に共感する人も
増えてくると思います。
情報は多くはないですが、
まだまだたくさん勉強をして
「イエナプラン教育」について
発信していきます!!
来週もぜひ、お楽しみに!!