最近、大学時代の友人から
『スクールカウンセラーをするかもしれない』
という話を聞きました。
「スクールカウンセラー」とは
近年のいじめの深刻化や不登校児童生徒の増加など、
子どもたちの心の在り様と関わる様々な問題が
生じていることを背景として
生徒や保護者の悩みを受け止める
心の専門家のことです。
平成7年から一部の自治体で実施され、
全国に拡大したのは平成13年ごろ。
しかし、文部科学省によると、
一部の地域をのぞいて
スクールカウンセラーは学校に常駐せず、
１人が複数校を兼任することが多いようです。
そのため、私も高校を卒業するまで
「スクールカウンセラー」に対する印象が
ありませんでした。
私が「スクールカウンセラー」を知ったのは、
大学3年生の頃。
学業や地域活動、インターン、研究のことで悩み
いっぱいいっぱいになってしまった時に
助けを求めました。
その際、カウンセリングが予約制で、
常に予約がいっぱいだったので
同じように悩んでいた大学生が
多かったのだと思います。
当時、自分がどんな状況で悩み、
心がパンクしてしまったのかが分からなかったので
専門の人に話を聞いてもらえることは
とても安心できました。
また、家族や友達にはバレたくなかったので、
こっそり相談することができて
ありがたかったです。
今後、私の友人は子どもたちにとって
安心できる存在になるかと思うと
すごく誇らしく感じます。
赴任する学校の環境によって、
「スクールカウンセラー」のできることや
範囲も変わってくるといいますが、
彼が一人でも悩んでいる方の
支えになってくれることを願っています。
今皆さんには、何かに悩んだときに
相談できる存在はいるでしょうか？
私は、その存在が
「スクールカウンセラー」に限らなくても
良いと考えています。
ですが、少しでも心の悩みを相談できる存在が
子どもたちの側に、学校にいるということは
とても大切なことだと感じます。
私は決して専門家ではありませんが、
ちょっとした悩みでも相談しやすいような
スタッフになれるよう日々頑張っていきます。
