月曜日のあんちゃんの日は、
モンテッソーリ教育についてです!!
「モンテッソーリ教育」とは、
環境を提示することで子どもたちが自立していくように促す教育法です。
以前、
発達段階に合わせた環境づくり(1)についてご紹介しました。
これは、3歳から6歳までの
後期にあたる乳幼児期についてでした。
今回は、その前期0歳から3歳までの
「モンテッソーリ教育」の環境づくりについて
見ていきましょう!!
この時期は「吸収する精神」と呼ばれ、
人生の中で最も吸収力が強く、
難しいことも簡単にできるようになります。
そして、それを繰り返すうちに
社会に適応するようになっていきます。
基本的な動作である
「言葉を話す」、「トイレ」、「歩行」も
この時期に表れます。
この前期には7つの活動があります。
① 粗大運動の活動
② 微細運動の活動
③ 日常生活の練習
④ 言語教育
⑤ 感覚教育
⑥ 音楽
⑦ 美術
① 粗大運動の活動
子どもの自立への第一歩である粗大運動とは
胴体や手足の筋肉を使った
体全体を使う大きな動きを指します。
ハイハイから歩行までの
運動の獲得を大人はサポートします。
② 微細運動の活動
微細運動とは腕や手の筋肉を使用し、
叩く、握る、落とすなど何かを操作する運動に繋げます。
例えば、最初は物を手のひら全体で掴みますが、
次に親指と何本かの指、
最終的に親指と人差し指で物をつまめるようになります。
それを繰り返すことで、動きに慣れていきます。
③ 日常生活の練習
体全体と指先の運動を組み合わることを目的とし、
着衣脱、料理、洗濯など実生活の基づいた活動を行います。
また、日常の生活に参加することで
社会の構成員の一員として適応するようになります。
④ 言語教育
子どもは話しことばの敏感期になると、
自分の周囲で話されている言語を
母語として獲得を目指します。
会話することや話すことを促し、
次の段階である書くことにつなげます。
⑤ 感覚教育
感覚の敏感期を背景に感覚の洗練を促します。
発達段階だけでなく興味に合わせた教具に
触れたり試すことで「きれい」という美的感覚や
「危ない」という危険感覚を持つようになるでしょう。
また教具の使用方法は子どもの知性を養成します。
⑥ 音楽
子どもは音を聴くと、自然と手を動かしたり
体を揺らしたりして楽しさを表現します。
無造作に楽器を鳴らすことも、
音楽にリズムを乗せて体を動かし踊ることで、
様々な動作を覚えていくでしょう。
⑦ 美術
言葉を使用せず自分の思いを表現し、
目と手の協応動作の獲得を目指します。
クレヨンや色鉛筆、粘土を使い
指先運動の精度を高めます。
以上のように、
モンテッソーリ教育は主に幼児向けです。
乳幼児期から体の動きを学び、
感性を育てるために
発達段階に合わせた環境づくりがなされています。
私たちは、いつの間にか話せるようになり
体を動かせるようになります。
その自然に学ぶという段階で
子どもたちが自立していくように
環境を提示していくことが
「モンテッソーリ教育」の特徴となります。
次回は、
「モンテッソーリ教育」を
家庭で取り入れる際のポイントについて
ご紹介していきます!!!
ぜひ、ご覧ください!!