近年、教員の働き方改革において
「部活動の負担」が問題となっています。
私には、教員をしている友人が多いのですが、
彼らが今までに経験したことのない
部活の顧問を任されていることが多いです。
そのため、勤務終わりに
練習をしている友人もいました。
その点を考えると
教務以外にも時間を割かなければならないため
負担になるということは理解できます。
一方で、部活動があることで
子どもたちは運動ができる機会や
他学年と接する時間を持つことができます。
部活動を通して
クラス以外の人との繋がる経験は
のちに子どもたちにとって
大きな影響を与えると感じています。
そんな中、文部科学省では23年度を目標に
中学校や高校の休日の部活動について、
学校の管理下から外して地域活動に移行させる
動きがあります。
これが実現をすれば、
教員の負担も減り
子どもたちの活動時間が
なくなることはありません。
さらに、地域で活動している方や
民間スポーツ団体の選手に教えてもらえることにより
学校や家庭以外の方との関わりが増えます。
子どもたちの成長を
見てくれる大人の存在が増えることは、
子どもたちにとっても
関わることのできる大人が増えるということです。
私自身、学生の頃
自分自身の進路の悩みや
できないことに対しての悩みは
学校の先生や両親ではなく
塾の先生や地域活動の大人たちに
相談していました。
このように、学校や家庭での出来事で
親御さんや先生に言いにくいことが
相談できることもあるかもしれません
将来、持続可能な部活動と
学校の働き方改革の両方を実現するには
地域の方々の協力なしには
難しいことがわかります。
もし、部活中に子どもたちが
怪我をした場合などの責任を誰が負うか
という責任問題もありますが、
どのようにすれば子どもたちが
いきいきと活動できるか
より一層大人である私たちが考えていきたいものです。