『間違った問題との向き合い方とは!?』
大学入試共通テストまで、あと268日!
公立高校入試まで、322日!
「テストの直しをしないということは、
終わった後のトイレを流さないようなものだ!」
生徒たちに伝えていることの
ヘンテコじゅくちょーワードの1つです(笑)
では、直しとはどのようなことをすることなのでしょうか?
案外、間違った答えの上に
解答を見て赤ペンで解答を写すことを直しだと思っている生徒もいます。
そのような直し方は、トイレを流していないどころか
拭いてもいないに等しい行為です!
まずは大きく、「時間が足りたか足りなかったか」を
明確にしていくことが大事です。
全体的に「時間が足りない」という結果となれば、
テストを直すことよりも
その範囲の単元を総復習する必要があります。
部分的な問題に時間がかかり過ぎた場合は、
その時間がかかった問題に対する
類似問題を徹底演習する対策が効果的です。
加えて、6割以下かそれ以上かどうかも
直しをするか別のアプローチで対策をするかを
分ける要因にもなります。
6割を取れていない場合は、
そもそもその範囲の単元の理解が
ほとんどできていないと考える方がいいでしょう。
仮に、かなり時間をかけてその点数となった場合は
その先、同じ対策を講じたとしても
おそらく同じ結果となるだけです。
解き方も考え方も、全てを変えていく必要があるでしょう。
塾の先生や、学校の先生、信頼できる人に
いつもの問題の解き方や考え方を分析してもらい、
必要な矯正をしていくことが吉となります。
細かい分類になると、
- 知識がそもそもなかったのか
- 計算ミスがでなかったか
- 問題の読み間違いをしなかったか
- 問題の意図が理解できていたか
- 利用できる情報を活用できなかったか
など、「なぜ間違ったのか」の分析です。
一般的に言われている「ケアレスミス」という言葉は、
「本来ならできた問題を、単純に間違ってしまっただけ」
という意味で使われているような気がしますが、
これではその生徒の成長が全くありません。
『ケアレスミスは、実力不足』と捉えて、
何がそのミスを生んだのかを徹底的に調べるべきです。
時間というプレッシャーと考えれば、
圧倒的なスピードを身につければいいでしょう。
途中式や問題へのチェックを怠り、
勘違いや思い込みを生んだのであれば
丁寧に問題に対してチェックを入れるアプローチが効果的でしょう。
テストの直しをすることは、
弱点に対する成長のための情報の宝庫です。
これでもかというほどに、
自己分析をしながら自分との対話をしてみてください。
もちろん、頼れる人と一緒にすることの方が
効率はいいかもしれませんがね!