さぁ、いよいよラストの問題分析です。
この長文で1問だけ落とした生徒が続出しています。
ヒントはあったのですが、
そこを見ていたかどうかがポイントとなりますね。
- 移転後の募集は、定員に達したため締め切りとさせていただきます。
- 来年度の春期講習会からのご入塾のご予約はこちらからの予定です。
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大問7:Sustainable Development(持続可能な開発)に関するスピーチ原稿(492語)
最後は本格的な長さの長文です。
昨年度の問題も「食品ロスに関するスピーチ原稿」で487語。
テーマが社会的なものが連続したことで、
来年あたりは『SDGs』なども可能性はありそうですね!
問題レベルは、若干高めでした。
「くぅ〜っ」とうなるほどのキラーパスを出してくれていたことに
気づくことができる中3生がどれだけいたでしょうか?
(1)は、文章挿入問題(昨年同様)
“I saw a lot of garbage there.”
上記の文を指定されたア〜エのどこに挿入するのが相応しいかを問う問題です。
ポイントは “there” です。
「そこで」という場所を表す副詞があることで、
どこかしらの場所を表す内容がその前にあって然るべきです。
“garbage” がどこにあったかを示すような内容は、
4段落目の沖縄でのボランティア活動。
答えは、「イ」です。
(2)の(a)(b)は、Yes/No解答と英文解答での英問英答問題(昨年同様)。
(a) Did Kota enjoy swimming with his family in the sea on the first day of the eco-tour?
Yes/No疑問文なので、内容をキーワードで探せば問題なく見つかります。
ですが、チェックポイントが複数個あります。
「水泳を楽しんだのか」「家族と楽しんだのか」
「海で泳いだのか」「初日なのか」「エコツアーなのか」
一つでも合致しない内容があれば「×」となるわけですね。
答えは、“Yes, he did.” です。
(b) How long has Mr. Tanaka lived in Okinawa?
“How long” と期間を尋ねています。
「田中さんが沖縄に居住している期間」を探せば簡単です。
答えは、“He has lived there since he was born.” となり
期間ではなかったことが、少し難しかったですね。
(3)は、変則的な内容正誤選択問題(昨年同様)。
以下の文章に続く文章を、本文の内容に合うように選ぶ形式。
“I’m sad if ( ).”
ア: people can live there.
イ: people can’t live there.
ウ: the animals and plants can live there.
エ: the animals and plants can’t live there.
“I’m sad if ~” で始まっています。
よって、その後ろの内容は「ネガティブ」な内容となるはずですね。
であれば、「イ」か「エ」となる予想はつきますね。
答えは、「エ」です。
(4)の(a)(b)は、内容要約適語抜き出し。
スピーチを聞いた生徒のコメントを完成させる問題です。
昨年と同様の問題形式でしたが、文章自体は長くなっていました。
You learned about the importance of ( a ) and plants through the eco-tour and wondered what you can do as a tourist. That’s great. I didn’t know about eco-tours. I learned that going on an eco-tour is a great way of ( b ). I want to go on an eco-tour in the future. Please tell me more about eco-tours.
( a ) は比較的簡単なコピペ問題でした。
“the importance of ( a ) and plants” は22行目にそのまま書かれています。
答えは、「animals」です。
( b )は、非常に良問であり難問でした。
“way of ( b )” の “way” がクセモノです。
全文に “way” は3箇所含まれていました。
3行目と8行目と34行目です。
ヒントとなっていたのが、3行目の “the ways of living” 。
動名詞を使った “way” の使い方をパスしてくれています。
ですが、この3行目の段落は、必ずしも読む必要はない問題と絡んでいない段落なのです。
常に、文章を上から下まで読んでいるかどうかを問うような、
非常に『ちゃんと読め!』の意図が伝わってくるような問題でした。
答えは、「(the way of) traveling」です。
ほぼみんなが間違った難問です。
(5)は、内容正誤問題。
正しいものを2つ選ぶ問題です。
ア: Kota went to Okinawa for the first time last summer.
イ: Kota’s father thought that sightseeing damaged people’s lives.
ウ: Kota learned how to clean the beach from Mr. Tanaka.
エ: Kota saw a lot of animals and plants on the second day of the eco-tour.
オ: Kota thinks that tourists should bring their own bottles and garbage bags.
カ: Kota wants to travel around the world to take pictures of animals and plants.
アは、11行目-12行目に書かれていた正しい内容です。
イは、16行目-18行目にあり“people”ではなく“animals and plants”ですね。
ウは、21行目にあり“how to clean”が誤りです。
エは、14行目にあり“on the second day”ではありませんね。
オは、30行目-31行目にあり、正しい内容です。
カは、15行目にあり“take pictures”ではなく“talk about problems”ですね。
ということで、答えは「ア」「オ」となります。
ラストの長文の一問だけが難問に!?
一つ目の長文にも厄介な問題がありました。
ですが、この長文にしても
『全文をよく読め!』
という、文章を読む上で省略して読むということを
許さない姿勢が求められているような気がするのです。
学生たちに求める学力が
「当たり前の水準」になってきたのでしょう。
読まないでどうやって問題を解くことができるでしょうか?
5回に渡りましたが、英語は全体的には簡単でしたね。
塾内平均は約88点となっています!
ちゃん♪ちゃん♫
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2020年度『つばさ』の授業日程は、ここからご確認できます。
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