「誰が・何が」:主語
「何を・誰を」:目的語
「どうする・どのようである」:述語
「いつ・どこで・どんな・なぜ」:修飾語
これらが、どこにかかっていくのか。
どんな語句で説明されているのか。
これがわからない生徒が増えてきているように思うのです。
どーも、塾講師歴17年、37歳3児のパパで認定心理士、上位公立高校受験・国公立大学受験専門塾、じゅくちょー阿部です。
- 新高1生の募集は締め切りました。新高2生、新高3生はあと若干名です。
- 新中3生:あと5名、新中2生:あと3名、新中1生:あと4名が定員です。
当たり前だから、よく理解していない!?
当たり前すぎて、自分が分かっていないと気づきづらい国語の力。
親御さんたちも、まさか日本語すら分かっていないとは思ってもいません。
ですが、そのまさか!分かっていないのです!
「主語って、どうやって見つけるの?」
この質問にどうあなたなら答えますか?
「そんなの、読んだら分かるでぇ!」
と済ませたいのですが、国語が苦手な子たちの根本はここからスタートなのです。
主語が、どこか分かりますか!?
以下の傍線部の主語を見つけてみましょう。(小学校教材)
旅からの帰りぎわ、体力も時間も残っていない、もう戻らなければならないというときに限って、登り路は、坂の向こうがどうなっているのか知りたいという私の好奇心をかきたてるのだ。
小学生用の問題ですが、中学生がしかも受験生でもまちがうことがあります。
主語の見つけ方を知らないのでしょう。
ということは、述語の見つけ方や目的語の見つけ方も知らないということになります。
修飾する言葉と修飾される言葉も、この言葉の意味すら理解できないこともあるのです。
文章、読み解くことができますか!?
地雷で足を失ったクリスさんが、平和を願ってマラソンに出場しました。(小学校4年生教材)
「初めてのマラソンで、この記録は悪くないぞ。」
クリスさんは、まんぞくしました。もし、義足でなかったら、二時間くらいみじかい時間で走れるでしょう。でも、クリスさんは、「ない」ことはいいません。今「ある」ことを、大切にします。今の自分が、せいいっぱいやれることを、大切にします。
傍線部で、
1)クリスさんにとって、「ない」こととは何ですか?
2)また、今「ある」こととは何ですか?
案外、このような問題を中学生も正確に解けないことがあります。
小4生の問題です。
抽象的な言葉が、具体的に何を指し示すかを考えないまま
「テキトー・何となく」で流す習慣があることが原因かもしれません。
とにかく、言葉の定義すらも「テキトー・何となく」でスルーしていますので、
「分かる・理解する」ということ自体の経験がなく、
「分かる・理解する」ということがどういうことすらも分からないのです。
ここ最近の国語指導をしながら、恐怖におののく毎日ですね(笑)
ちゃん♪ちゃん♫
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