最短距離で成果を得ようとする人たちが増えました。
特に大人たちでしょうかね。
世の中は便利になり、忍耐や我慢をできなくなりつつあるのかも。
逆に『つばさ』の生徒たちはどうでしょうか?
3時間なんかはへっちゃらで黙々と演習に取り組める泥臭く粘り強い子たちです!
どーも、塾講師歴17年、37歳3児のパパで認定心理士、じゅくちょー阿部です。
遠回りがいつか力を与えてくれる!
明日、中間テストを控える附属中の2年生。
社会のテスト勉強をしていましたが、頭に全く入らないとのこと。
必要語句の確認と演習後に、こう指示をしました。
「ほな、今やったテスト範囲のことを、先生を生徒と見立てて授業をしてみよか?
生徒に授業するとしたら、どう伝えれば分かりやすくまとまるかの授業計画を立ててみ。」
そして、30分後に実際に授業をしてもらいました。
ちょうど同じ学校で同じクラスの生徒さんもいたので、生徒として授業を受けました。
教える側に立つことで、自分の理解の浅さが分かる!?
じゅくちょーは、めんどくさい生徒の役として座ります。
もう一人の生徒役の生徒は、純粋に分からないところを質問しながら授業が進みます。
そうすると、まず点でしか授業をしていないことが見えてきます。
今回説明してもらったのは、ヨーロッパの17世紀から19世紀に起こった出来事。
まずはヨーロッパの場所と、ヨーロッパでもどの国の歴史なのか、そもそもなぜそのような革命が起こったのか。
革命が起こる背景には、必ず不満があります。
「先生〜、なんでそもそも革命が起こったんですか?」
「先生、その時国を治めていたのは誰なんですか?」
「先生〜、なんでピューリタン(清教徒)が革命を起こしたんですか?」
歴史の流れを理解するためのポイントとなる部分を質問によって気づかせていきます。
年号も、背景と流れを理解できればスッと入ってくる!?
学んだことを人に説明し直そうとすると、まとめなければなりません。
そのまとめる作業が、頭に中に整頓し直す作業となり、記憶に定着していきます。
このまとめる作業を、ノートを写すことと同じと考えている人がいます。
そうではありません。
学んだことの共通項を見つけ、数値的な気づきやその背景的なつながりを改めて探し当てる『探求』に近いものがまとめとなります。
ぜひ、学んだ内容をアウトプットして、友だちや親御さんに見てもらう学習法を試してみてください。
世界が違って見えますよ!
(この生徒の授業風景を動画で撮っています、見てもらいたいなぁw)
ここまで読んで、「えらいめんどくさいこと生徒にさせてるなぁ」とお思いの方もいるかもしれませんね。
ですが、この遠回りがこそが学びの本質です。
効率の良さだけが、点数に反映されるわけではないのです。
効率だけを考えるなら、桃太郎も一行で終わっちゃいますから。
背景や周辺知識を知ることで、ストーリーが生まれます。
その流れが記憶の定着には、最も効果的であることも忘れてはいけないのです。
面白いことに、人形に話しかけるようにこのことをしても効果はありますよ(笑)
ちゃん♪ちゃん♫
現在、第二回基礎学力テストの学校別平均点のデータを集めております。
もし、ご協力いただける方は、弊社メールアドレスまでお送りください。
正しい情報で生徒自身が自分の進路を選べるための貴重な情報です。
もちろん、匿名で結構です。
j-e-specialized-school@tokushima-tsubasa.com
または、ご利用になりやすいSNSからでも結構です。
集めたデータは、ブログにて公開させていただきます。
【フォーマット】
「 中学校」
合計平均:「 」点
国語平均:「 」点
数学平均:「 」点
社会平均:「 」点
理科平均:「 」点
英語平均:「 」点
2019年度『つばさ』の授業日程は、ここからご確認できます。