仮に一日の内、基礎学の対策のための勉強時間を6時間したとしましょう。
6時間×14日=84時間の時間が対策に当てられますね。
1教科に換算すると、16.8時間を当てることができます。
さぁ、プラス1点の戦いに臨むあなたなら、何に時間を費やしますか?
どーも、塾講師歴17年、37歳3児のパパで認定心理士、じゅくちょー阿部です。
第一回のデータ取りはできているか?
まずは、志望校合格に向けて何点を取らなければならないか?
ざっくりと、ボーダーラインを書いてみましょう。
- 市立理数科:450点オーバー
- 城東高校:430点オーバー(今年はこの辺り?)
- 北高国際:400点オーバー(年によります)
- 阿南高専:380点オーバー(あくまで基礎学で)
- 城南高校:380点オーバー(今年はこの辺り?)
- 市立高校:330点オーバー(今年はこの辺り?)
昨年度入試では、内申点で入試の生点30点差はひっくり返っています。
内申点も少なくとも170点近くなければ、厳しい戦いになるかもしれません。
さて、安全圏のボーダーラインに載せるために、何点あなたは必要でしょうか?
伸ばす必要点数が分かれば、5教科分で割る!
得意教科や不得意教科もあるでしょうから、一概に全ての教科を平均的に伸ばすことは難しいでしょう。
ですが、仮にあと80点を伸ばさなければならないとするなら、各教科16点を伸ばせば良いわけですね。
16点という点数は、数学にすれば4問分。
国語であれば、漢字だけで16点分あります。
社会ならば、第二回から出題される公民範囲で16点以上。
英語であれば、文法問題のみであれば16点ほどです。
理科は、中3生物(遺伝内容)と化学(イオン)さえ解ければ軽く20点はあります。
このように細かく分析すれば、自分が何をせねばならないかは明確ですね?
80点足りないから志望校を諦める?
それは80点分をどうすれば取れるようになるか、考える思考力が足りないだけではありませんか?
受験は戦略です。
そして、戦略を立てる際に必要な思考力・分析力・実行力こそ、これからの時代に求められる学力の一部だと考えます。
解けるようになり、意味が分かるようになる為に演習をする!
この時期になると、「頑張ってはいるのですが成績が伸びないのです」という相談が多くなります。
これにも分析が必要でしょう。
- 何を頑張っている?
→解き上げることだけで満足してはいないか - 実際の問題を想定している?
→常に本番を想定しての準備ができていないのではないか - 基礎問題の徹底演習をしている?
→基礎=最も重要な知識・土台。基礎=簡単と思い上がっていないか - 応用問題ばかりしている?
→盤石の基礎ができて、ようやく応用問題ということを忘れていないか - 解けた問題を人に説明できる?
→丸が入ることを目標にしてはいないか
例えば、今日あなたが解いて終わった問題を振り返ってみましょう。
理科であれば、「塩」と「塩化ナトリウム」では何が違いますか?
「酸性」と「酸」との違いは何ですか?
「酸性」となるための原因物質は何ですか?
「酸性」の時のpHの度合いの数値は何から何までですか?
pH試験紙は「酸性」では何色に反応しますか?
知っていることと、学んだことの違いや語句の範囲がわかること。
これが「分かる」という漢字を使う理由です。
「分かる」は「分ける」ことができること。
そして、深い学びとは、それぞれの知識を「点」として覚えていることではありません。
学んだ「点」と「点」を結び付け、「線」とすること。
「線」と「線」を「面」とする為に、演習は存在します。
そして発展・応用問題は、「面」と「面」とで「立体」を構築すること。
このような視点を持って学ぶことができなければ、成績には反映されません。
さて、あなたはどうでしょうか?
ただ、やらされていること機械的に作業として終わらせることを目的としていませんか?
もちろん、圧倒的な演習量で「質」的な学びを凌駕することもできるのですがね(笑)
ちゃん♪ちゃん♫