難易度的にはそれほど難しくはなかったです。
ですが、思考力系の新傾向の問題は多く、それらの問題に関しては正直難しかったです。
基礎的な内容ではあるのですが、「そこまで知ってなきゃだめ?」的な問い方が多い!
100点は難しいかなぁ、と。
どーも、塾講師歴17年、36歳3児のパパで認定心理士、じゅくちょー阿部です。
初めて書く解答もありました!
まずは、出題された問題分野を確認しておきましょう。
まず言えることは、中2の物理分野である「電気回路」は難しかった!
高専の問題でかつて出されていたような気がします。
もしくは、県外の高校入試だったかな。
「電気?オームの法則知ってりゃ、どーにかなるっしょ」
という生徒は、撃沈しか考えられません。
電流電圧抵抗の原理とその意味が深くまで理解できていなければ、問題を読んで問題の問われている意味すら理解できなかった人も多いでしょう。
個人的に「そこまで聞くか?」とツッコミを入れたのは、大問5の「堆積岩と化石」の中の問題でした。
川が大地を削り取って曲がっている図を見て、
(①)するはたらきよりも、(②)するはたらきの方が大きかった。
に記入する問題でしたが、新傾向です。
「〜は何か?」と問われると楽勝で答えられるかもしれません。
ですが、図が示す内容から知識と結びつけて答えを導き出すことは不慣れです。
解答を見れば、「ああ、なるほど」となっても、試験中に気づかなければ意味はありませんね。
もう一問は、石灰岩の特徴として適切なものを全て選ぶ問題。
皆さんも考えてみましょう。
ア 化石を含むことはほとんどない。
イ 火山噴出物からできている。
ウ フズリナやサンゴの化石を含むことがある。
エ 二酸化ケイ素が多く含まれている。
オ 炭酸カルシウムが多く含まれている。
石灰岩の特徴として問われるパターンとしては2つ。
- 塩酸をかけて、何という気体が発生するか?
- どのようにしてできたか?
もちろん、基礎学の出題の形式上、教科書に掲載されていないことは問われません。
ちゃんと上記の選択肢を見て、教科書を調べれば答えを選べます。
ですが、ここまで問いますかね?
アとウは、逆の意味となるので、どちらかは正解になることは予想できます。
エとオもどちらかが解答ですが、どちらかはチャート、どちらかは石灰岩です。
教科書をチェックしておきましょうね!
それぞれの大問に、新傾向が含まれていた。
全部解いてみて感じたのは、「今までと問い方を変えてきている」ということです。
しかも、嫌らしい感じで「重箱の隅をつつく」ような問い方なのです。
もちろん、それぞれの単元を「覚え込んでいる」のではなく、「理解できている」ならば逆に簡単です。
問題集を解きまくることも大切です。
ですが、教科書に戻って読み物として読み込んで理解することが求められているように思います。
学校では最近、「置き勉」が推奨されているようですが、教科書こそ穴があくほど眺めて読むことが、基礎学の理科では求められているのでしょう。
昨年の、第三回の基礎学もそうでした。
資料集の片隅に掲載されている言葉が出題されていたのです。
あの伝説の問題、「貨幣化石」ですね!
『今こそ、教科書に立ち返ろう!』
教科書ガイドも教科書も、塾で揃えていてよかったです(笑)
ちゃん♪ちゃん♫
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