いきなり、
「あなたの考えを聞かせて!」
と、言われてあなたはどう感じますか?
「えっ!?何について?」
と、感じることができない生徒が
国語読解ができないタイプの生徒です。
よくある問題例を見てみましょう。
傍線部①で、「環境への高まる関心」について、タカシが考えている具体的な内容について、一五字以内で本文中から抜き出して書け。
という設問があったとしましょう。
このような問題を苦手としている生徒の多くは、
「ほな、この設問でポイントとなる部分に線入れてみ。
いつも言よるように、チェックの目的は
問題を解きやすくするためのテクニックやからな。」
と、伝えたときに以下のようなチェックをします。
傍線部①で、「環境への高まる関心」について、タカシが考えている具体的な内容について、一五字以内で本文中から抜き出して書け。
「ほな、もう一度よく読んで、このチェックをすることで
問題が解きやすくなるかどうかを考えて、
これでオッケーなら教えて。」
「大丈夫です。これでオッケーです!」
こんな状態では、そりゃ仮に
頭を使っていたとしても
なかなか答えが見つからないどころか
見当違いの解答となってしまいますよね?
主人公がタカシだとすると、
本文全体が「タカシの考え・思い」の塊です。
その中から、『タカシの具体的な考えを書け』
なんて指示があったとしても
「なんのについての考えやねん!?」
と、つっこみたくなるのが当たり前と言うもの。
設問を読み、何を問おうとしているのかを
明確にしないまま、本文に飛びつき
答えを妄想する生徒たちが多くいます。
兎にも角にも、
国語読解の最も重要なテクニックは
『正しく問い立てせよ、さすれば
正しい答えが導かれん。』です!
こと、人間関係においては
正しく問い立てすることは
非常に難しいことではありますがね(笑)
ちゃん♪ちゃん♫