実際、どれだけ努力を重ねていたとしても
- 考えなしに与えられたことだけする生徒
- 周りに流されて自分の意思がない生徒
この２つの状態のまま努力を重ねても
劇的な伸びを期待することはできません。
自分で決めた目標がなければ、
人はだんだんと無思考状態となり
無気力状態になってしまいます。
自分で目標を決める。
この目標を決めるという行為には、
３つのポイントがあります。
- 主体性：自分の頭で考えること
- 向上心：時間以外の限界を設けないこと
- 具体性：何ができるようになるのかを明確にすること
自分で考えることもせず、
周りに流されているだけの生徒たちには
共通するある特徴があります。
それは、先ほどの３つに繋がる
お悩み相談をすることです。
参考書はどれがいいですか？：主体性のなさ
地方の公立高校から東大や京大に合格するタイプの生徒たちは、
塾に行かないタイプの生徒が多いように感じます。
学校の教材『で』何をやるべきかを自分で考え、
教科書内容が全て頭に入った後で、
自分に何が足りないかを分析し、
市販教材や学校の先生、科目別で優秀な友だちに頼り
適材適所の相談先を自分で開拓しています。
どの参考書を使うかどうかは、
本当に初歩の基礎固めをするときには大切にはなりますが、
その教材を使うときでも、「ただ解いておけばいい」という思考では
全く意味をなしません。
どこまでやったらいいですか？：向上心のなさ
受験までの残り日数が限られているときには
戦略的に削る勇気も必要ではありますが、
受験1年半や2年前からこれを言う生徒は
全くと言って向上心がなく、最終的には伸びません。
初めから「楽をする気」しかないからです。
こう言うマインドでは、仮に高い目標を持っていたとしても
周りに流されただけの目標で、
その目標を叶える意図や意味、目的さえも
持っていない場合が往往にしてあります。
教科別の効率的な勉強法はありますか？：具体性のなさ
唐突にこの表な質問をされても、
現状がどのような学力でどこまでが理解できており
どこからが分かっていないのかが明確になっていない状態で
答えられる方が魔法使いというものです。
そして、この質問者自身も自分の学力が
どの程度あり、何が分かって何が分かっていないかも
分かっていないことが多いです。
なぜ、『つばさ』が『脱・教える教わる教育』を目指すのか？
結局のところ、どれだけ良い教育を『与えること』ができても
自分の意思なきところには、道は開けないからです。
これをやる、これを使って模試で何点取れるようになる、
この範囲のことは確実に解けるようになる、
こられのことができるようになるまで徹底的に
このテキストを繰り返す、このテキストをマスターしたら
自分の弱点や課題を補うテキストを見つけて
同じことを繰り返す。
これが泥臭い受験のリアルです。
結局は、自分で考えて試行錯誤を繰り返し、
不撓不屈の精神でやり抜くだけです。
では、塾とはいかにあるべきでしょうか？
生徒のモチベーションは、熱し易く冷め易いものです。
目標をどれだけ自分の意思で決めたとしても
その遂行にはどれだけの思いが必要でしょうか？
その遂行をするための『環境』こそが、
塾の存在意義だと思うのです。
受験を戦い抜くには、
『何をするか、何をなすか』という目標も大切です。
ですが、それ以上に
『誰とするか、どこでするか』も同じくらい
重要であるのです。
基本的には放任主義のじゅくちょーが、
やらざるを得ない環境を提供いたします（笑）
ちゃん♪ちゃん♫
