例えば、
「地球環境問題に関して述べられていること」を
30字で述べられている部分の
初めの5文字を書き抜け。
これ、どう解きましょうか?
まず、この問題を答えるために
「やたらと時間がかかってしまう問題」があります。
時間がかかってしまうことに、
この問題が苦手である本質が隠れています。
- 『どこ』から『なに』を『探せばいい』か
明確に把握できていない。
- 通読後に、『読解マップ』を作成していない。
- 設問のルールを無視している。
- 完璧な答えを書こうとしている。
ほとんどこれらの原因の根本は、
通読を「ただ雑に全体を読んでいる」ことにつきます。
なんども書き続けていますが、
読解テクニックの目的は、
『解きやすくするため』のものです。
文全体は覚えられないから、
『覚えやすくするため』に
通読と精読を分けて読む。
『覚えやすくするため』に
読解マップを作成する。
常に目的意識を持って読むことで、
「あ、この段落はテーマに関することだ。
精読すべき段落だ。
あ、逆に具体例だから通読してさっと読む」
このような意識を持って文章全体を
工夫しながら解くことで、頭に大まかな
概要を作っていくことが読解マップを
作成することになります。
手順としては、
- 通読して、読解マップを作成する
- 設問を読み、『どこ』を読むかを選定する
- 設問から、『なに』を探すかを明確にする
- 『なに』を見つけたら、『なに』をケツに決め
上へ上へと文字数を足して文字数を整える
ほとんどの問題はこれらを丁寧に
作業として潰していくことで正解にたどり着けます。
また、設問のルールとしては
「何」と問われれば、「名詞(体言)」を探す。
「部分」と問われれば、一文より短いか二文にまたがる。
「字」と問われれば、句読点など全部含まれるもの。
「文字」と問われれば、句読点など全部含まれないもの。
このような設問に対して何を答えるかのルールを
知っておかなければ、『どこ』を精読すれば分かっていても
『なに』を見つけるかが分かっていないことになります。
時間がかかるだけかかって、間違える原因ですね。
そして最後に、
文章によっては、読解マップを作った結果、
文章全体が一つのテーマのことばかりを
語っているものが稀にあります。
この場合は、設問によっては
『捨てるのも有り!』
ということになります。
文章全体の中から、一部分や単語や文字を
探し出すのは時間がかかりすぎます。
(無理とは言いません。時間がかかるのです。)
満点は取れないかもしれません。
ですが、全力は出せるでしょ?
全力とは、自分の持っているテクニックを
最大限有効利用することです。
じゅくちょーは今日は定休日。
家族と一緒に最大限遊んできます(笑)
ちゃん♪ちゃん♫
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