“Typoglycemia(タイポグリセミア)”
百聞は一見に如かず、早速以下の文章を
読んで見ましょう!
こんちには みさなん おんげき ですか?
わしたは げんき です。
この ぶんょしう は いりぎす の
ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか
にんんげ は もじ を にしんき する とき
その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば
じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる
という けゅきんう に もづいとて
わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。
読めましたか?
読めてしまうことが、実は問題なのです!
先ほどの文章を、今一度指をなぞりながら
一文字一文字確かめて読んで見ましょう。
今度は読みやすくチェックを入れてあります。
こんちには みさなん おんげき ですか?
わしたは げんき です。
この ぶんょしう は いりぎす の
ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか
にんんげ は もじ を にしんき する とき
その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば
じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる
という けゅきんう に もづいとて
わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。
1回目にトップ部で読んだものと
同じ文章です。
ミスはなんと22箇所!
これが、タイポグリセミアという現象です。
人間は聞くときも読むときも、
『予測を立てながら』、
会話や読書をします。
一説には1割〜3割ほどしか
正確に聞き、読んでいないそうです。
まさに、通常運転で読む場合は
タイポグリセミアが働いてしまうのです。
意識して『精読』しなければ、
回避できない人間の本能とも言えます。
しかし、逆手に取れば
『予測できていれば』ミスは
防ぐことができるのです。
すなわち、読み間違いをする
多くの生徒たちは、
「自分が読み間違うと思っていない」
ことにになりますね(笑)
そうなのです。
ミスをする子は、何度も何度も
同じミスをします。
それは、自分を知らないから。
ミスをする自分を受け入れてないから。
もっと言うと、『自己中』なのです。
ミスの少ない生徒を観察していると、
丁寧にペン先や指先を使って
『なぞり読み』をしていることが多いです。
もしくは、ポイントとなる部分を予測して
線を入れたり丸を入れながら読んでいます。
出題者が問う部分に予測を立て、
ポイントとなる部分を予測し、
自分が間違って読んでしまうことや
飛ばして読んでしまうことを予測しているのです。
例えるなら、
自分という意識から飛び出し、
『他者意識』『他者視点』で
物事を考え問題を解いているのです。
さぁ、あなたはどうでしょうか?
自分では意識できないから
同じミスを繰り返してしまいます。
一緒に「精読」できるようになりませんか?