- 国立高専卒の文系の先生
- 高専時代、将来への葛藤から心理学に出会う
- カウンセラーを目指して、心理学専攻の大学へ
- 教務の幅が、英・国・数・理と広がる
- 教育カウンセリングの知識が、塾で開花
- 3.11後、家族で被災地にボランティアに
- 親御さまからの、育児相談も増える
- 面接指導・作文、志望理由書添削も行う
- 17年のキャリアを経て、2019年に独立開業
- 2020年に移転再オープン
- 2022年度の卒塾生たちが過去最高の合格実績を
- 2023年度5年目の春を迎える
じゅくちょーへのインタビュー
どうして塾という場で教育をしようと思ったの?
そもそも、塾講師になったきっかけは、偶然なんだ。高専時代に、色んなことがきっかけで学校に行けなくなって、半分引きこもり状態になっただよ。
えっ、そうなんだ?塾講師って、結構エリート街道まっしぐらなのかと思ってた!
ふふふ、中学まではまだ比較的真面目だったと思うけど、個性的なヤツだったことは間違い無いような気がするなぁ(笑)話は戻るけど、引きこもり状態からうつ状態になって、明け方まで遊んで昼間に寝てるような生活になっていったんだよ。
へー、いろいろ苦労してきたんだねー。
今思えば、いい経験させてもらったなぁ、って思うねぇ。そんな状態の中、学校のスクールカウンセラーと出会って、その部屋にあったアドラー心理学の本との出合いが、人生を変えたんだよ。
アドラー?なんか最近よく聞くようになった名前だねー。
そうだね、「嫌われる勇気」という本で日本ではブレイクしたかもね。僕が出会ったのはその20年近く前になるかなぁ。「勇気の心理学」とも呼ばれているアドラー心理学との出合いで、「あ、カンセラーになりたい!」と思うようになったんだよ。
初めは塾講師じゃなかったんだね?
そうなんだ。それで、心理学を学ぶために大学に入り直そうと思い立って、何とかかんとか高専を卒業したんだよ。
じゅくちょーの初めの夢は、カウンセラーになることだったんだね!
卒業後、どういう経緯で塾講師になったの?
高専卒業後、大学への学費を稼ごうとたまたま友だちに紹介してもらったバイトが、塾講師だったんだよ。高専に行ってるだけに、もともと理系だったんだけど、英語だけは昔から好きだったから、中学生くらいには教えられるかもと安易にね(笑)
そこからが、塾講師歴のスタートになるんだねー。
でも、入社試験で中学生用のテストを受けて、26点だったんだ(爆)社長さんとの面談で、初めはたしなめられる感じだったんだけど、口だけは達者で物怖じせずに喋って、カウンセラーの夢の話なんかもして(笑)バイトの面接だったんだけど、蓋を開けてみたらなぜか正社員で来ないかと誘われてしまって、「はいっ!」って感じで。
なんか、すごいスタートだねー!
それで、入社までに中学3年間の英語のテキストを片っ端から全部解きあげて(笑)根性だけはあったみたい。でも、それからが大変だったんだ。毎日、生徒の前に立つ準備として先輩講師たちの前で模擬授業の練習をしたんだ。be動詞を「〜は、〜が」と訳すと教えてしまったり、関係代名詞なんか聞いたこともなかったから(爆)毎日、先輩に叱られながらも死に物狂いで授業を磨いていったんだ。
すごい努力したんだねー。向いてたのかもねー。
向いてたかどうかは生徒たちが決めるから分からないけど、勉強があまり出来なかったことは自分の武器にはなったかもしれないね!
えっ?どーいうことー!?
自分が勉強に詰まったことがあるという経験は、生徒たちと同じ目線で考えられるってことかな。生徒たちがどんなところで詰まるか、自分も同じだったからよく分かることは、すごく役立ったかな。
じゅくちょーも昔すごく努力して、今のじゅくちょーがあるんだね!
それで、心理学への道は変更したんだね?
いいや。講師の経験を重ねるごとに、よりカウンセリングのスキルが重要だと思ったんだ。もっと言うなら、カンセリングのスキルを持った塾講師となれれば、カウンセラーよりもっと生徒の役に立てる仕事ができると確信したんだ。
なるほど!ミックスさせちゃったんだ!
そうだね。だから、塾講師も続けながら心理学も学べる通信制の大学で学んで、二足のわらじ生活を4年間続けたんだ。学んだことが、その夜現場で活かせると言うのは、すごくいい選択をしたと思うよ。
紆余曲折がある人生だったからこそ、厚みのある指導ができるんだねー!
いいように言えばそうだけどね(笑)勉強の面では、今でもコンプレックスの塊だよ!でも、だからこそ一生懸命になれるのかもね。センター試験の経験はないけど、センターの過去問は20年間分、追試験も入れると40回分は解いてるからね(爆)
で、徐々に他の教科も指導するようになって?
必要に駆られてね(笑)この業界は、講師の入れ替わり立ち替わりが結構激しいからね。同僚講師が辞めれば、その授業の穴を埋めるために他教科を指導しなくちゃいけないから。もともと理系だったことが幸いして、勉強し直せば数学と理科はすぐに教えられるようになったかな。
じゅくちょーは、大人になってから勉強したんだねー!
やっぱり必要に駆られると、人間は成長するものなんだと思うなぁ。でも、教えるために学ぶことは、勉強にとって一番効果的だと考えるきっかけにはなってるかもしれないね。
まわり道してきた生き方は、生徒たちの励ましになっているのかもしれないね!
どんな子どもだったの?
そーだなぁ、まずは4人兄弟の2人目、長男で生まれたよ。工作大好き、運動大好き、歌うの大好き、漫画も大好きなインドア・アウトドア両方好きな子どもだったかもねぇ。
優秀なお子さんだったの?
うーん、言葉に迷うなぁ(笑)納得するまでテコでも動かない子どもだったかもね。分からないところがあれば、分かるまで質問して、それでも分からなかったら腹を立てる感じかな(爆)
勉強は好きだったんだ?
やらされるのは大嫌いだったよ。単純に、好奇心旺盛だった感じかな。知りたいことが多かった、徹底的に「なぜ?」を分かるようになりたいと思う子だったと思うねぇ。
ハマってたものはあった?
プラモデル作りは好きだったね。というより、工作全般は大好きだったかも。分解も好きで、拾ってきた電化製品をバラして構造を見るのが好きだったかなぁ。こう言うと、なんかちょっと危ない子みたいだねぇ(笑)
じゅくちょーの幼少期は、活発・好奇心旺盛で少し「変わった」子みたいだね!