『価値観』

 

 

 

塾講師となって２０年となりました。

本当に多くの子どもたちと接する機会を持つと同時に

その数とほとんど同じ分だけの親御さんとも

接する機会となりました。

 

この２０年間で時代の変化は大きくなりました。

時代は昭和、平成、令和と移り変わり、

そのときどきの価値観も変わってきたように感じられます。

 

学習塾は、まず第一義として

学習面でのサポートをすることです。

しかし、これだけでは

新時代の学習塾とは言えないと思うのです。

 

人は理性だけで生きているわけではありません。

感性も揃ってこそ初めて人間です。

言葉を変えれば、子供たちは学習した内容だけで

生きているわけではなく、

心も揃ってこそ人は人となるのです。

 

学習に加えて子どもたちの健全な心も

整える場であることも学習塾の本分であると信じています。

しかし、これは教場が清潔に保たれ

空調が一定となり、学びやすい空間であることだけを

指しているわけではありません。

 

そこにいる講師が、子どもたちにとって

心理的安全性を担保できる人間であるかどうかが

問われているのです。

 

私が塾講師として生徒たちを関わることにおいて

最も大切にしていることは、

常に子どもたちの目線に立ち

価値観を通い合わせるということです。

もちろん、ジェネレーションギャップは

年を追うごとに大きくなります。

ですが、歩み寄ることは可能だと思うのです。

 

新しい子どもたちの価値観を吸収しながら

アンテナも常に高感度に立て、

子どもたちの考えと対立する位置ではなく

かたわらに立ち同じ方向を見て話させる

講師でありたいものです。

ちゃん♪ちゃん♫

 

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