高校受験について

ふつうじゃない普通科とは?!

 

杏ちゃん
杏ちゃん
こんにちは!杏ちゃんです!

 

普通科ではない学科のある高校は、

全国を見てもまだまだ少ないですよね。

 

文部科学省では「普通科改革」を推進しており、

2022年度から「普通科」以外の名称で、

普通教育を行う新しい学科を設置できるようになるそうです。

 

全国に数校ある初年度設置校の一つが、

島根県立隠岐島前高校。

 

十数年前に廃校の危機を迎えたものの、

全国から生徒を募集する「島留学」など

地域と共に魅力ある学校づくりに努め、

高校魅力化の最先端をいく学校として注目を集めてきました。

 

その隠岐島前高校では、

「地域共創科」が誕生するとのこと。

 

この学科は、学生が地域に深く入って

実践的・探究的な学びを展開する学科です。

 

生徒がただ学ぶのではなく、

「仲間と共に、大人と共に、地域と共に、意志ある未来を創る」

というキャッチフレーズのもと、

「共に創る」というところに重きを置いています。

 

全国の大学でも

「地域創生」などのフレーズはよく聞きますよね。

 

私自身も徳島大学 社会創生学科(当時)卒業ですので

この分野にはとても興味があります。

 

一方で、大学側に利用されてしまい

疲弊している地域も見てきました。

 

大学側は、町のためにと思っても

実際は町人を困らせてしまっているということも

現場では起きているのです。

 

このように、地域探究には

「学校が生徒の学びのために地域を活用する」

という側面が少なからずあります。

 

しかし、この隠岐島前高校の地域共創科では

「地域に学校・生徒を活用してもらう」というフェーズまで

もっていきたいと考えているようです。

 

“共に”互いを活用し合う

これが、本来の形なのではないでしょうか。

 

具体的な普通科とのカリキュラム上の大きな違いは、

学校設定科目の時数にあるそうです。

 

2年次に「地域未来共創」が、

3年次に「グローカル未来共創」が各6単位(週6コマ)あり、

3年次にはプラス5単位(週5コマ)まで

実践的・探究的な科目が選択可能で、

「総合的な探究の時間」(週1コマ)を含めて

最大で週12コマ分がいわゆる教科学習ではない学びになります。

 

また、週1回、「地域共創DAY」として

1日丸ごと地域探究に充てられるよう時間割を組みます。

 

こうすることで、農家さんと一緒に田んぼをやりたい生徒なら、

週1回どっぷりと田んぼに関われることで、

田植えから稲刈りまで年間を通して経験できます。

 

私自身、大学に入学したのは

教員免許が取れるという理由だったので、

「地域創生学科」に入ったとはいえ

当時は、全く地域に対して興味がありませんでした。

 

しかし、大学での地域活動をきっかけに

それは一変します。

 

初めて経験した大きなイベントが、

上勝町での棚田ライトアップイベントでした。

 

自然の中にドーンッ!!と存在感を放つ棚田に

手作りの竹でできたキャンドルを並べる。

 

ゆらゆらとした暖かな光の中に

虫の音や地元の方の声、

上を見上げると驚くほどの星の数。

 

その光景に感動したことを今でも覚えています。

 

それだけでなく、

イベント準備の間もずっとお世話をしてくれた

地元のおじいちゃんおばあちゃん。

 

毎週のように大人数の大学生のために

豪華な食事を用意してくれ、

イベントの準備のために

昔からしてきた技術を教えてくれる。

 

そんな姿がかっこよくて、

私は一気に田舎の虜になりました。

 

それから、教員ではなく

学生たちに地域活動の面白さを伝える

仕事に就きます。

 

そんな私からすると、

高校生の時から田舎へ足を運べる学科は

魅力的すぎます!!!笑

 

もしかすると、

そこでの経験でその町に住みたいと思う

若者が出てくるかもしれませんし、

そうでなくとも何かあれば駆けつけてくれる

関係人口にはなり得るでしょう。

 

そんな魅力的なカリキュラムのある高校が

全国にもたくさん増えてくれることを

願っています!!!

 

徳島にも出来てくれないだろうか。。。

 

杏ちゃん
杏ちゃん
今日はここまで!杏ちゃんでした!

たろー
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